ヴァリエテSAITAMA暫定版

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【五楼'sトーク】卒業式と言えば!のあの歌は埼玉県の宝!〜「旅立ちの日に」を聞くと目頭が熱くなるのは私だけだろうか?

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今週は埼玉県内各地で卒業証書授与式が開催された。今や卒業式と言えば、「旅立ちの日に」だが、私はこの曲を卒業式で歌うことはなかった。そりゃそうだ。だってこの曲が誕生したのは、1991年で、私は既に社会人になっていたのだからだ。

 

私はこの曲を歌い卒業した人が羨ましくて仕方ない。何故なら私は、この曲を聞いただけで目頭が熱くなってしまう。それくらいグッと来てしまう曲が、実は埼玉県で作られたことを知らない方がまだまだ多いのだ。

 

旅立ちの日に」は、1991年、当時の秩父市立影森中学校の校長、小嶋登氏の作詞、影森中学校の音楽担当坂本浩美教諭が作曲を担当。影森中学校のみで歌われていた曲だったが、音楽教育雑誌に取り上げられたことで、瞬く間に全国に広がり、歌われるようになった。その後SMAPがCMで「旅立ちの日に」を歌ったことで、卒業式の定番ソングとして一般にも定着した。

 

この功績に対し、地元秩父市は「ふるさと文化賞」を、政府も「従六位瑞宝双光章」を贈り、埼玉県は、2011年11月、「彩の国特別功労賞」を贈った。これは、同年3月、埼玉県議会に於いて、浅野目義英県議会議員の一般質問がきっかけになり、県が検討し、実現したのだった。

 

旅立ちの日に」が作られた秩父市立影森中学校には歌碑が建ち、秩父ミューズパークにある『旅立ちの丘』は、「旅立ちの日」に因み名付けられた。 また、西武秩父駅発車メロディーも「旅立ちの日に」が採用されている。

 

今や全国で歌われている「旅立ちの日に」が、埼玉県で作られたことを、県民の皆さんは誇りに思ってほしい。 秩父の自然風景を思い浮かべながら「旅立ちの日に」を聞くと、この曲が持つ魅力をさらに感じることができるだろう。(五楼)