無限大の探究心が美味しいパンに〜焼きたてパンの店エトアール(北浦和)
「エトアールのパン」
北浦和駅東口界隈に住んでいる人なら、この名前を聞いてピンと来るに違いない。次々と繰り出される新作パンは、ちょっと味にうるさい北浦和駅東口界隈に住む人をうならせ、虜にしてしまう。
「新しもの好きなんです」
店主の西岡東輝さんが、ちょっと照れながら、何故ここまで新作が生み出されるかの問いに答えてくれた。西岡さんの休日は、他のパン屋さんを訪ね歩いたり、自身も食べることが大好きとあって、食事を楽しみながらパンづくりのヒントを探る。
「焼きたてパンの店エトアール」が北浦和に来て3年目。元々は与野駅近くに長く店を構えていた。先代が興した与野駅近くのお店は、常連が多く、例えば「あんぱん10個」とか、定番のパンが好まれたそうだ。北浦和へ来てみると、客層がまったく異なり、「新しいもの」「珍しいもの」が好まれ、しかも健康志向な方が多いのだそうだ。例えば「ライ麦パン」だが、それまで都内へ買いに行っていた人が、エトアールにもあると知り、買いに来てくれるようなったとか。
店主西岡さんにこの秋のお薦めを聞いてみたら、「栗大福パン」と答えてくれた。米粉、求肥、粒あんが絶妙なバランスで、もちもち感があり美味しいと評判だ。(180円)
西岡さんに今後の展望を聞いてみると、コラボパンを充実させたいとのこと。2年前、北浦和・平和通りにあるコーヒー豆の店コンコードとのコラボで「コーヒーパン」を 販売したところ好評で、要望も多いことから、久しぶりに復活させたい意向である。さらに、イベントにも積極的に参加し、いずれは「さいたま市パンまつり」のようなこともやってみたいと、熱っぽく語ってくれた。
イベントといえば、先日与野本町駅前テラスメガネ(門田浩一代表)が主催したイベントに特製「メガネプレッツェル」で出店し、好評を博した。近々では、11月3日に北浦和で開催される「ボンフェス」に出店予定だ。
「焼きたてパンの店エトアール」は、店主西岡東輝さんの無限大の探究心により、日々進化している。次はどんな新作が飛び出すのか、楽しみに待つとしよう。(五楼)
焼きたてパンの店エトアール
さいたま市浦和区北浦和1-11-6
※北浦和駅東口下車徒歩5分
電話:048-831-2055
営業時間 09:10〜19:30 (日曜日定休)
※祭日は営業