世界遺産登録で拍車!〜秩父夜祭大盛況
師走恒例、秩父神社(秩父市)の例大祭「秩父夜祭」は、3日夜、最高の盛り上がりに達した。折からユネスコの無形文化遺産登録に決まった直後ということもあり、約32万人が訪れ、予想以上の賑わいを見せていた。
秩父夜祭は、300年以上の歴史があり、古くから「夜祭」、「妙見さま」などと呼ばれ親しまれてきたお祭りだ。 大祭のハイライトは「御神幸行列」で、午後6時30分、神輿1基、御神馬2頭、大榊などの神社行列が秩父神社から「御旅所」へ向かい、市内各町の高張供物行列に続いて、午後7時前笠鉾2基、屋台4基が屋台囃子が鳴り響く中、秩父神社を出発。見物客は、ぼんぼりに彩られた笠鉾・屋台が勇壮に動く姿を楽しみ、「御旅所」ではまさにクライマックスとも言える引き上げが行われ、さらに盛り上がりを見せていた。6基の引き上げが終わるのと同時に花火が打ち上がり始め、大勢の見物客から拍手と歓声が上がった。※写真提供 池上賢一氏