さいたまトリエンナーレ2016いよいよ始まる!〜彩の国さいたま芸術劇場でレセプションパーティー開催
9月24日土曜日より、「さいたまトリエンナーレ2016」が始まる。
開会に先立ち、22日、彩の国さいたま芸術劇場でレセプションパーティーが開催された。チエ・ジョンファ氏の「息をする花」を取り囲むように少女のダンスからパーティーが始まった。既に会場にはたくさんの出席者が集まり、熱気で溢れていた。
清水勇人さいたま市長、上田清司埼玉県知事、桶本大輔さいたま市議会議長、芹沢高志ディレクターがそれぞれ挨拶に立ち、それぞれの目線から「さいたまトリエンナーレ2016」の魅力を紹介した。
「すごく良いものができているので、ぜひいろいろな方に見てもらいたいなと思います。いらしてもらうことで、さいたま市に対する気づきや、いろいろな可能性を感じてもらえると思います」
「子供たちに見てもらいたいです。自由な感性で、子供たちが作品を見て何を感じるのかが楽しみです」
など、異口同音に期待する声も多数寄せられ、レセプションパーティーも時間を追う毎にさらに熱気を帯びたものになった。
芹沢高志ディレクターと清水勇人さいたま市長より、ヴァリエテSAITAMAの読者へメッセージを頂いたので紹介したい。
○芹沢高志ディレクター
「さいたま市として初めての試みです。いろいろなアーチストがさいたま市にやって来て、ここだけの新作を創ってます。その創る過程からなるべく多くの市民の方に参加して頂くというやり方をしております。皆んなで創り上げるトリエンナーレにしたいと思ってます」
「3年半準備をかけてきたトリエンナーレが、ようやく24日から開幕ということになりました。現代アートなので、いろいろ説明ができなくて、PRが充分じゃなかった部分もありましたが、素晴らしい作品がたくさんありますし、ぜひ観にいらしてください。参加型のトリエンナーレなので、一緒に参加してアートを創ってください」
「さいたまトリエンナーレ2016」は、さいたま市を舞台に、鑑賞するアートに加え、市民も参加し、共に創り上げる要素も含まれる国際芸術祭である。生活感が溢れる町中にアートが出現し、非日常が日常に変わる様もアートの一環である。さらに、市民の関わり方次第で当初の作品がだんだん変化してしまうというアートもあるので、12月11日までさいたま市内各所でたくさんの「驚き」と共に「変化」を楽しむことができる。「さいたまトリエンナーレ2016」で展開されるアートプロジェクトには、アーチストによる「答え」がまだ出ておらず、参加する市民と共に「答え」を出して行こうする意図も隠されているのだ。先ずは近い場所のアートから見て頂き、「何か」を感じ、そしてぜひトリエンナーレに参加し、共にアートを創って頂きたい。(五楼)