ヴァリエテSAITAMA暫定版

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羽田空港増便に伴いさいたま市上空を飛行する新たな経路を計画

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国土交通省は、羽田空港のさらなる利便性向上のため、増便を計画している。この計画の中で、さいたま市南部上空を東から西に横断する新たな飛行経路案が示された。

さいたま市上空を飛行する新たな飛行経路は、南風時に羽田空港のA滑走路(16R/34L 3,000m)へ着陸する経路で、使用される時間帯は15時から19時の4時間、1時間あたり14機である。好天時は浦和美園駅上空から浦和駅に差し掛かる直前で南西に向きを変え北戸田駅近くを飛んで羽田空港へアプローチする。その際の高度は約5,000ft(1,525m)以上である。 悪天候の場合は、浦和駅手前で向きを変えずに浦和駅上空を飛び、西浦和駅の少し先で南に向きを変えて羽田空港へアプローチする。その際の高度は約4,000ft以上(1,220m)から約3,000ft(915m)である。飛行している時の騒音は、約5,000ftで56〜66dB、約4,000ftで59〜68dB、約3,000ftで、63〜70dBが想定されている。

ちなみに静かな事務所内が50dB、通常の話し声が50〜70dB、街路沿いの住宅街が65〜75dBなので、住宅やビルの中にいれば気になる騒音ではない。

この計画により、年間発着枠は現行の45万回から49万回に増便され、来る東京オリンピックパラリンピックの玄関口としてふさわしい空港となる。 増便枠は全て国際線に割り振られる予定だが、国交省の試算によれば、国際線の利用客が705万人増加(外国人は294万人)すると見込んでいる。

利用客にとっては歓迎すべき羽田空港の増便計画だが、やはり環境面への配慮、そして安全対策の徹底は必要不可欠なのである。(五楼)

 

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