ヴァリエテSAITAMA暫定版

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【五楼'sエッセイ】紅茶の美味しい喫茶店は大宮にあった!

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大宮で無性に紅茶が飲みたくなった。コーヒーなら飲める店は構内にも、駅周辺にもたくさんあるが、紅茶が美味しい喫茶店ってあったかなと暫し考え、なかなか思い出せない。でも、思い出したのだ!

改札を出て東口のルミネへ向かい、エスカレーターで2階へ上がり、左方向に歩くと、反対側のチェーン店とは思い切り趣が異なる「サロン・ド・テ・サブリエ」がある。店内を見渡せば女性だらけなので、男子1人で入るには勇気が要るが、美味い紅茶が飲みたいという欲求は強く、えい、とばかりに店に入る。席に着いてしまえば、男子は私1人というのもぜんぜん気にならず、周囲の女性客も、別に男がいようがいまいが関係ねえやとばかり、おしゃべりに夢中だ。

話を紅茶に戻そう。「サロン・ド・テ・サブリエ」は、紅茶の種類が豊富で、私が愛するニルギリもある! 注文すること10分ほどで砂時計とポットとカップがやってきた。さらに「濃かったらお湯足してくださいね」と、お湯が入ったポットも一緒にやってきた。濃い方が好きだからお湯の出番はなかったけど。

「砂時計のブルーの砂がトロピカルだなあ、沖縄行きたいなあ、以前沖縄行った時は...」などと回想と妄想繰り返してたら、砂が下に全部落ちていた。慌ててポットの中で、いい感じなったニルギリを注ぐ。色良し香り良し! 味も当然良し! うん。これぞニルギリとほくそ笑み、不気味がられたら嫌だな、などと考えても、誰1人こちらは見ていない。ホッとした。ヘンな奴だとは思われずに済んだようだ。

暫し女性だらけの空間で美味しい紅茶を楽しみ、「サロン・ド・テ・サブリエ」を後にした。 紅茶の後味も良し、あれっ、居心地も良かったぞと、じわじわ安堵感が来るのは気のせいか? (五楼)

 

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