ヴァリエテSAITAMA暫定版

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【五楼'sトーク】子ども大学SAITAMAの魅力

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8日、平成28年度子ども大学SAITAMA の修了式が埼玉大学で執り行われた。児童が一人一人、思い思いの方法で、子ども大学で学んだことや体験したことを発表した。

子ども大学発祥の地はドイツである。2002年、チュービンゲン大学で始まったのがきっかけになり、瞬く間にヨーロッパ中に広がった。我が国では2009年「子ども大学かわごえ」が誕生したのを皮切りに、現在約100校の子ども大学が開校されている。「子ども大学SAITAMA」は、大学や各種学校、民間機関、地域、保護者が連携し、子どもたちの知的好奇心を刺激し、自ら考え行動できる子どもたちが育つ環境を創り、場を提供している。

本誌は昨年の12月4日、大宮区の貸し会議室6Fで開講された「はてな学 コンピュータ "Scratch"でゲームプログラムを自分で楽しんでみよう!」を取材した。プログラミング言語学習環境"Scratch"を用い、「ネコ逃げゲーム」作成しながら、ゲームプログラムの仕組みや楽しさを学ぶという講座だった。CoderDojoさいたまで活躍するメンターが講師を務め、分かりやすく講座は進行した。子どもたちも時折歓声を上げながら、次々と課題をクリアして行った。

大宮東小学校6年生の有賀悠高君は「Scratchを楽しく学ぶことができました。自分用のゲームを早く創ってみたいです」と、笑顔で、やや興奮気味に感想を語ってくれた。

悠高君の母、有賀暁子さんは、子ども大学SAITAMAについて「他の学校に通う子たちと交流もでき、様々なことを体験させてくれる子ども大学は素晴らしい試みだと思います。子どもも、自主的に何でもやるようになりました」と、語ってくれた。

来年度も「子ども大学SAITAMA」は、子どもたちの知的好奇心をくすぐる、魅力ある講座を多数企画するだろう。埼玉県の子どもたちがすくすくと育つ場として、来年度も注目だ。

(五楼)

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2216/kodomodaigaku/

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