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ヴァリエテSAITAMA暫定版

webマガジンヴァリエテSAITAMA暫定版です。埼玉県の「良いもの」をご紹介します。

知られざるアイヌの波乱万丈な歴史、そして文化を宇梶静江さんが語る〜さいたま市浦和区南箇公民館で講演会開催

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17日、さいたま市浦和区の南箇公民館で、詩人であり、古布絵・絵本作家であり、アイヌの解放運動家として知られる、宇梶静江さんの講演会が開催された。定員を大幅に上回る130人の人々が南箇公民館に集まり、宇梶さんの話に耳を傾けた。

宇梶さんはアイヌであるというだけでいじめに遭い、過酷な少女時代を故郷北海道浦河郡で過ごした。いじめと貧しさから、学校へ通うこともできず、中学校へ入学したのは20歳の頃だった。
23歳で中学校を卒業後上京し、そののちに結婚。現在俳優として活躍中の宇梶剛士氏は長男である。 主婦として暮らしている最中、アイヌの同胞たちが静江さんを頼り続々と上京してくるようになり、それが関東圏におけるアイヌ復権運動を始めるきっかけになり、東京ウタリ会が結成される。様々な社会運動を行いながら、詩作を続け、よりアイヌアイデンティティを追求するために、アイヌ刺繍を学び、その中で「古布絵」を編み出した。現在、「古布絵」は内外で高い評価を受けるようになった。

宇梶さんは生い立ちから現在までの生き様を滔々と語り、その中にアイヌ民族が如何に自然を敬い、その自然の中に神様を見つけ、自然と共生してきたアイヌ民族の本来の姿も語った。そして、自然と共生しながら平和に暮らしてきたアイヌ民族をロシア人によって、さらに松前藩から始まる所謂「和人」による過酷な弾圧の歴史も語った。

文化が否定され、言語も否定され、その存在まで否定されて続けてきたアイヌ民族。その現実から決して目を逸らさず、正しくアイヌ民族の歴史や文化を知ることこそが大事なのである。宇梶さんの講演に耳を傾けた人々が共通にそれを認識したことは間違いない。

今後も宇梶さんは全国で講演を行うが、宇梶さんの話しに耳を傾けた人々がしっかりと次世代に語り継ぐことこそが、必要なのである。(五楼)

 

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宇梶静江さんの著作や作品も並べられ、大勢の人が関心持った。