民間の実行力突破力を災害救援に！〜災害救援協会が被災地想定訓練を実施
16日、さいたま市見沼区卸町の県南卸団地組合会館駐車場で、一般社団法人災害救援協会による「被災地想定訓練」が実施された。訓練には、災害救援協会のメンバー、災害救援協会の活動に関心がある人々が集まった。来賓として、地元見沼区選出の武田和浩市議会議員（防災士）も駆けつけ、挨拶。実際に訓練にも参加した。また、農林大臣政務官務める矢倉克夫参議院議員の代理で、中居俊夫秘書、行田邦子参議院議員の代理で、田中崇史政策担当秘書も挨拶に立ち、その後訓練の様子を見守った。さいたま市からも、見沼区役所山崎 等防災・総務係長も駆けつけた。
被災地における災害対策本部立ち上げ訓練が始まった。訓練はタープの設営、事務作業場所の設営、パソコン、プリンター、発電機の設営、本部組織・指揮命令系統の統制、無線アンテナ設営、簡易トイレ設営と続き、さらに、チェーンソーの運用や、車両積載荷役や救援等用いられるロープワーク、トレーラーの牽引運転訓練なども行われ、参加者も真剣に取り組んでいた。これらの訓練内容は、久野浩司代表理事が東日本大震災や昨年の関東・東北豪雨、そして熊本地震で実際に災害救援活動を行い、蓄積されたノウハウを生かしたものだ。
4時間の訓練が終わった。久野代表理事は「手応えがあった思います。このような実戦の訓練を積んで行かないと、訓練上でできないことが実戦上で、できる訳はないので、今後訓練を積み重ねて行くことが大事だと思います。それを今回、改めて実感できました。災害時に一般ボランティアさんがたくさん集まりますが、実際その指揮ができる人材というのが少ないのが現状です。ですから、我々災害救援協会は、ボランティアさんたちを指揮できる、オペレーションができる人材の育成、あらゆることを想定した訓練を行い、いつ起きるか分からない災害に対し、常に備えたいと考えます」と、訓練を総括し、これからの抱負も語ってくれた。
災害救援協会は、今後、「防災セミナー」の開催など啓蒙活動を行い、訓練も定期的に行う。様々な技能持っているボランティアの方々の参加、協会の趣旨に賛同する企業や団体の協力もこれから必要なので、要注目だ。（五楼）
一般社団法人災害救援協会
さいたま市見沼区東新井333-1
電話:048-812-4119
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訓練に先立ち久野代表理事より挨拶。
来賓の武田和浩市議会議員が挨拶。その後訓練にも参加した。
農林大臣政務官を務める矢倉克夫参議院議員の代理で、中居秘書挨拶。
簡易トイレの設営訓練。
事務作業場所の設営訓練が行われ、及び本部組織、指揮命令系統の統制について久野代表理事より説明。
発電機の設営訓練。
チェーンソーの運用訓練。
自動車積載荷役や救援でも必要なロープワークの講習も行われた。
被災地で機動力を生かすにはスクーターが武器になる。
トレーラーの牽引運転訓練も実施された。
