【彩・水・探】第2回 越辺川
越辺川(おっぺがわ)は、荒川水系の一級河川で、一級河川越辺川としての起点は、入間郡越生町の黒山三滝入口付近である。ここより上流側は、荒井川という名称(飯能県土整備事務所による)である。荒井川は、顔振峠付近を源に、幾つかの沢の水を集め、更に日照水を水源とする、三滝川が合流し、越辺川となる。尚、三滝川はその名前の通り、「黒山三滝」を要する川である。その後越辺川は、龍ケ谷川、麦原川、上殿川、渋沢川、毛呂川、大谷木川、鳩川の流れを合わせ、坂戸市内で高麗川が接続し、更に九十九川、都幾川、飯盛川、雨水幹線大谷川、小畔川が接続し、川島町で入間川へ合流する。飯盛川と越辺川が接続する付近は、白鳥飛来地としても知られ、見どころが多い川としても知られている。越辺川の下流域には所謂「冠水橋」も残されており、島田橋、赤尾落合橋(いずれも左岸は東松山市右岸は坂戸市)、八幡橋(坂戸市小沼)は自然と調和された見事な景色を創り出している。(五楼)
冠水橋である「八幡橋」と越辺川の風景
「八幡橋」は坂戸市小沼と川島町下伊草を結ぶ橋。かつては「八幡の渡し」として、渡し舟が運行されており、橋の名前は渡し舟の名残。