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二度と悲惨な事件が起きないために〜都幾川河川敷傷害致死事件について議会で森田光一市長答弁

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さる8月26日、東松山市都幾川河川敷で起きた、少年グループによる傷害致死事件は、犯行の動機、事件の残忍さから、未だに衝撃が走っている。

今日の東松山市議会定例会に於いて、齋藤雅男市議会議員(明成会)が、この事件について一般質問した。

齋藤議員の質問に対し、森田光一市長が答弁した。
「今回の事件に東松山市の中学生が関わっていることを大変遺憾に思います。被害に遭われ亡くなられた井上翼さんのご冥福を心からお祈りすると共に、ご家族の皆様にお悔やみを申し上げる次第です。この度教育委員会が立ち上げた、検証委員会の中で、事実関係を明確にし、再発防止のため、学校、家庭、地域が、為すべきことをしっかりと示して欲しいと思います。そして子供たちには、命の大切さは元より、人として幸せに生きるということなどを見つめ直して欲しい、と願うばかりです。引き続き教育委員会と連携して、青少年の健全育成に全力で取り組んでまいります。」と、終始沈痛な面持ちで答弁し、この事件の重要性をしっかり認識し、亡くなった少年への哀悼の気持ちが表れていた。

次に中村幸一教育長が答弁した。改めて事件の経緯、再発防止策について、市としての取り組みについて答弁がなされた。さらに中村教育長からは、市民の青少年の健全育成、非行防止に向けた啓発活動のさらなる推進・強化が示され、子供たちに命の大切さを知ってもらうため「赤ちゃん触れ合い授業」や、保護者対象の適切なSNSの利用を学ぶ「子供安全見守り講座」など、具体案が示された。

森田光一市長、中村幸一教育長の答弁で、東松山市を挙げてしっかりと再発防止策について取り組んで行くことが示されたが、今回質問した齋藤雅男議員は、日頃地域でも中学生や、中学生の保護者から相談を受けており、何よりも子を持つ親である。二度と悲惨な事件が繰り返されないよう、議員として、子を持つ親として、しっかり事件を見つめ、検証し、自らも再発防止に向けた取り組みをして行こうという気持ちが表れていた。
(五楼)