埼玉県各地に被害をもたらせた台風9号
22日に関東へ上陸し、埼玉県にも被害をもたらせた台風9号は、今日の午後オホーツク海で温帯低気圧に変わった。所沢市内では東川や柳瀬川が溢れ、浸水被害が相次いだ。また、東京都瑞穂町を水源に入間市、狭山市、川越市を流れ新河岸川へ合流する不老川も溢れた。東京都青梅市を水源に、入間市を流れ入間川へ合流する霞川も橋を超えるほど増水した。県内の各河川も氾濫危険水位を超え、一時住民が避難所へ避難する騒ぎとなったが、夜半過ぎに避難勧告は軒のみ解除された。
川口市や川島町などで停電も発生し、さいたま市では、南区にある下水道施設が故障し、現在浦和区、南区、緑区の一部地域で下水が流れにくい状態が続き、復旧作業中だ。
現在でも県内各河川はまだ落ち着いておらず、荒川水系各河川はかなり水かさが増している。今日これからもにわか雨が降るとの予報も出ており、河川に近づくのはできるだけ避けた方が良いだろう。
現在の荒川(上尾市平方)